true harmony

短文文化のこの時代に、感じたこと、考えたことを徒然なるままに。

「良いね」というリアクションをやめてみる

僕は人の話を聞いているときに「良いね」というリアクションを頻繁にします。というかポジティブなリアクションはほとんど「良いね」に集約されています。集約というより、良いねで代用といった方が適切かもしれません。

この「良いね」というリアクションについて考えてみました。

1) 評価的な印象を与えると傾聴が成り立たない

ぼくはどちらかというと淡々と話すタイプなので、「いいね」という言葉が「評価的」な印象になってしまわないか?という不安があったんです。

「いいね」の裏側には「悪いね」があります。「いいね」という言葉を使うとき、無意識に自分の価値観と照らしあわせて、優劣をつけながら、目の前の人の言葉や話の内容を聞いている気がします。

 

ぼくは関わる人が、自分らしくいてほしいという願いがあるので、自分の価値軸を相手に押しつけることは絶対にしたくありません。しかし、無意識に押しつけをしてしまっていると実感するときが多々あるのです。

本当の意味で人の話を「傾聴」するには、前提として「無条件で相手を肯定」している姿勢が必要だと思うのです。評価的に人の話を聞いていると、相手に条件を突きつけてしまうので、無条件の肯定は成り立ちません。

こんなことを考えていて、「いいね」というリアクションからはなれてみることにしました。

2) 自分の心を等身大で表現する

「いいね」という言葉は便利なので、ついたくさん使ってしまいます。リアクションの理想は自分の心の動きを伝えるIメッセージといいますが、それに比べると「いいね」って無機質な表現ですよね。だけど、「いいね」という言葉の裏には、いろんな思いがあります。

「素敵」「かっこいい」「すごい」「おどろいた」「感動した」「うれしい」「ありがとう」「すき」「かわいい」…etc

そんな自分の思いを等身大で相手に伝えるコミュニケーションの方がなんだか好きな感じがします。ぼくは恥ずかしがり屋で、自分の心の内を表現することから逃げちゃうので、素直になりたいです(笑)

 

こういったリアクションのレベルで、少しでも自分の気持ちに近い言葉で表現をすると、もっと自分が自分らしくいられるし、相手にも自分のことを理解してもらえるし、人とのより深いつながりに繋がっていくという漠然とした希望があります。

 

そんなこんなで、GWから自分の中で「良いね」を言わないぞ強化週間をはじめてみます!