true harmony

短文文化のこの時代に、感じたこと、考えたことを徒然なるままに。

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【感想】かぐや姫の物語 - 人間への全力の愛で、人間と人生を全肯定した国宝級の名作

国宝的作品 日本最古の物語と言われている竹取物語。正に国宝級作品である。それを日本が誇る、いや人類が誇るアニメスタジオのスタジオジブリが10年近くの時間と、50億ものお金と、人間離れした過酷な作業を経て、リメイクして素晴らしい作品にならないはず…

【感想】アデル、ブルーは熱い色 - 性のバイアスをぶっ壊され、芸術的なほどの純愛にふれる体験

映画で価値観がぶっ壊されたり、更新されたのは初めてかもしれない。もう観る前の自分には戻れない。 ポスターが美しかったから観ようと思ったのだが、映画自体も芸術性が高くて美しい。カメラワークも映像もただただすごい。 内容はレズビアンの恋愛のお話…

【感想】火花 - 2人の人生をまるで経験したように、心がチクチクしてたまらない。

Netflixドラマ版の火花を観た。本当に傑作だった。観れてよかった。 経験 まるで2人の人生を、時分自身が歩んだように錯覚する。 人生において、経験したことは心の片隅に積もっていって、時にそれが自分の糧になったり、恐怖になったりする。それが経験と…

【感想】勝手にふるえてろ - 「忘れられない恋と現実の恋」

あらすじ こじらせ女子「ヨシカ」が、中学時代から10年片思いしている「一」と、自分に真っ直ぐな思いを向けてくる同じ職場の「二」の間で揺れるストーリー。 一と二 一は、イケメンでみんなの人気者だけど、心の中には闇があって惹きつけられてしまう男の子…

【スタンド・バイ・ミー】少年時代とはなにか 【感想】

名作として語られているからとても美しい感じの映画かと思いきや、青くさくてきかない少年時代の物語。 小さい頃は、クソガキだったし悪いことばかりして、強がってばかりいるけど、時にはちょっぴり弱音をはいたりした。あの頃の感じを思い出す。 出てくる…

【この世界の片隅に】何が起きても変わらずに生きていく。 ※ネタバレあり 【感想】

ネタバレなしの前回の続きです。 djkazma.hatenablog.com

【この世界の片隅に】日常の一コマとしての戦争。 【感想】

はじめに 「この世界の片隅に」SNSで著名人を中心に話題がもちきりで、都内の映画館はどこも予約で埋まり立ち見上映も行ってる。戦時下の広島、呉でのすずの日常を描いた物語である。 こうの史代さんの漫画をいくつか持っていて、本作品の監督のマイマイ新子…

【君の名は。】日本アニメの美味しいところどり。新海誠の作品歴に革命を起こした映画 ※ネタバレ有 【感想】

ついに観てきました、『君の名は。』。公開当初からSNS上であまりにも話題がもちきりで、はてなブックマークでも連日物語やヒットの考察がホットエントリー入りしていたから、気になりつづけていました。 何よりの決め手はストーリーへの賞賛が多かったこと…

【KANO ~1931 海の向こうの甲子園~】 命を燃やして生きること 【感想】

今日は会社でパブリックビューイング!ということで、参加者は6人と少なかったけれど、「KANO ~1931 海の向こうの甲子園~」という映画を観ました。 こういう催しのいいところは、自分からだと絶対に観ない作品を観れるところでもあると思う。

【ぼんとリンちゃん】 現実の入り口に、少女は立つ。 【感想】

ぼんとリンちゃん 久々に1人で映画を観た。前から気になっていた作品なので、観れて良かった。 好き嫌いが別れそうで、サブカル的な立ち位置にいる映画だった。ヲタクが題材だからポップかと思いきや哲学的な青春映画だ。 ※一部セリフなどネタバレを含みま…

【僕たちは世界を変えることはできない】 今確かに笑顔が生まれたこと、それ以上も以下もない。【感想】

どこまでがドキュメンタリーで、どこまでが映画なのか! 目の前で笑顔が生まれたということ。 自分ができることを1つずつ 紹介 タイトルが、銀杏BOYZのドキュメンタリーと同じで気になっていた作品。原作者は、銀杏のタイトルから借用したそう。 正直観る前…

風立ちぬを観て

7/29 (月) 風立ちぬイオンシネマにて観て来ました!月曜日は二人で映画に行くと1人1000円で観れるのでお得! 映画館に行くのは高校2年の時に行ったソーシャルネットワーク以来だからかなり久しぶり。ほぼ貸しきりだったことが懐かしい。今作は、ネットで堀越…