true harmony

短文文化のこの時代に、感じたこと、考えたことを徒然なるままに。

休日はトイレに行くことすら面倒になる。

家でぼーっとする1日を過ごしていると、本当に怠け者になってしまうものだ。今日1日の中で必ずやらなければいけないことは何にもない。予定もない。タスクもない、縛られるものもない、真の自由だ。

だらけすぎて、トイレに行くことすら面倒になる。家から10メートルほどのコンビニが遠く感じられる。セブンの方がサンクスより7メートルほど遠いことを理由に、セブンの方がすきなのに、サンクスに行く。

真の自由を手にすると驚くほど心は弛緩し、緊張感はなくなり、一周回って触れるものに対するありがたみすらも薄れてくる気がしてくるから驚きだ。 人生には緩急がないとマンネリしてしまうのだ。普段、仕事が早く終わって家につき、本を1冊読んだりとか、音楽をじっくり数曲聴いただけでとっても幸福感を感じるのに、1日中自由な日はそんなことは思わない。

むしろ、1冊本を読み終えると賢者モードみたいに、何かを読んだり観たりしたい欲求が消え失せて自分の中にあった好奇心はだらーんと消えてしまう。かと言って、ネットサーフィンをだらだらとして残りの一日を終えてしまうと、寝る前にとても損したような気持ちになる。つまり、何かをすれば疲れるし、何もしなければ勿体無い感にさいなまれる。ああ、こんな時間がより楽しいものになればいいのになあ。と思う。本当に贅沢な悩みだ。

こんな日ばかりは嫌だと思いながらも、こんな日ばかりであってほしいと願う自分もいる。仕事に忙しくなり、朝起きて出社し、家に帰って寝るだけの日々を送る時期いなると、なんにもしなくていい1日をこれでもかと懇願する。かといってそれを手に入れると、そのこれでもかというほど欲しがった時間を持て余すようにグダっと使う。

なんとも情けないと思うが、自分の人生を振り返ってもこんなことの繰り返しだったように思う。読書だとか、何らかの活動だとか意味がありそうな何かで時間を埋めようとする気持ちと、アニメやマンガを観て気軽に楽しく時間を過ごす気持ち。その2つを行ったり来たりして日々は流れていく。そうやって今日からも日々を歩んでいく。きっとそうなんだろう。