【感想】ボクたちはみんな大人になれなかった - 「これはリア充にはなれなかった大人たちの青春小説だ!」
2人の関係は、さみしがりな2人のただの傷のなめ合いだったのかもしれない。ひとりぼっちとひとりぼっちが出会って、ふたりぼっちになったお話。栄光を掴んでも、だれといても、ギラギラした世界に身をおいていても、心が孤独なら、どこまでも心はひとりぼっちだ。
わすれられない過去。時が経てば立つほど、綺麗なことばっかりが大きくなって、自分の中に住みついてしまった君は消えてほしくても消えてはくれない。そんな情けなくて、虚しい恋心。これは、リア充にはなれなかった大人たちの、おじさんたちの青春小説だ!