true harmony

短文文化のこの時代に、感じたこと、考えたことを徒然なるままに。

かばん持ちをしていた、小学生時代のこと

会社の新年会から帰ってきて、クリープハイプの陽って曲を聴いていた。

ふいに、小学校の時に友達とかばん持ちをして、はしゃいで走っていた通学路の橋の上の景色を思い出した。

 

あの頃の景色は何を思い出しても、平和な日々だったな~。たくさんの人に守ってもらえていたんだなって、今は思う。大人は自分が食っていくことも保証されない日々の中で、更に自分の子供のことまで養うんだからすごいよ。

 

小学生のころって何もかもが新しくて新鮮だった。ちょっとしたことが特別だった。友達とちょっぴり意見がぶつかったこと、ちょっとした親切で友達に喜んでもらったこと。

小さな一つのできごとが、自分の中でとっても大きくて、それを何度も何度も寝るまでの間まで噛みしめた。ときには次の日にまで持ち越した。小さなできごとは当時の自分にとって決して小さなできごとではなかった。

 

今となっては、小さな喜びとか、悲しみとか、あまりにも多くのことが、スーッと流れていってしまって、一晩寝ると、昨日何が起きたのかもよく覚えていない。思い出せない。大切なはずのできごとも、たくさんある中のただひとつ。

 

それがちょっぴりさみしい。せっかく起きたこと、感じたこと。何年か経った時にいい思い出だったって、振り返りたいな。かばんもちの話みたいに。

クリープハイプ / もうすぐ着くから待っててね