【楽曲紹介】東京 / 銀杏BOYZ
東京
感謝と愛と切なさ
この曲を聴くと胸が締めつけられる。
なぜだろう。過ぎていく時が、すぎていってしまう景色が、すれ違っていく人が、全てが恋しくなるような気持ちにつつまれる。
同時に寂しさみたいなものがあふれてくる。
なんて切ないんだろう。この曲を聴いていると過去の映像がたくさんフラッシュバックするんだ。明確なエピソードが出てくるわけじゃないんだけど、たくさん。
長く付き合った人と別れた後にこの曲を聴いたら大泣きしちゃうだろうなあ。戻ってこないんだって。
僕はこの曲を聴くと、小学生とか中学生のことも思い出す。中学生のころ、秋の少しつんと刺さるような気温の中でだれかと話したこと。 グラウンドのベンチとか、前庭でランニングする人を眺めながら、玄関の前に座っていたこととか。あの時は枯れ葉が落ち始める季節だったな。そんな景色がよみがえる。
でも戻ってこないからこそ、今を大事にしたいって思うだろうな。大事にとってきた思い出が今も残っているから、感謝があふれてきて幸せな気持ちになるんだろうな。
この曲には本当に感謝だな。何回聴いても、今でのことが改めて愛おしくなって、これからを大事にしたいって思える。
峯田くんの切なくて愛にあふれた生き方が、にじみ出てるんだろうな。何歳になってもありがとう。